昭和29年の名古屋の
商業地図
「商業海名古屋全図」です。

開くと
縦約53×横約73センチで
当時の名古屋の地図を
真ん中に配し、
まわりに名古屋の
商店や会社の広告や
外観の絵が
掲載されています。
・
たとえば
伊藤銀行(伊藤治郎左衛門)、
→松坂屋のグループ
愛知馬車鉄道
→後の名古屋鉄道
愛知電燈
→名古屋電燈と合併後
　のちに東邦電力に
瀧兵右衛門商店
→のちのタキヒョー
など
・
歴史上、
愛知馬車鉄道は
２つ存在しますが
今回は以下の
①の方の会社ですね。
------------------
①愛知馬車鉄道
　　↓
名古屋電気鉄道
　　↓
(市内は市へ譲渡〕
名古屋市電
　　↓
(郊外は)
名古屋鉄道
　　↓
のちに名鉄に
------------------
②愛知馬車鉄道
　　↓
尾張電気軌道
　　↓
新三河鉄道
　　↓（間接的に）
名古屋鉄道の一部に
-------------------
実際はもっと
ややこしいですが
回りまわって
結局は行き着く先は
こじつければ名鉄！
うーんややこしい。
・
図絵の
愛知馬車鉄道の欄には
「愛知馬車鉄道株式会社は目下、愛知電機鉄道株式変更会社に出願中」とありますが、
実際には
名古屋電気鉄道に
社名変更するため
なぜ図会に
「愛知電鉄に」と
あるのか経緯は不明です。
社名変更時期は
この図絵の発行と
一致しますので
間違いないですが
愛知か名古屋かで
社名を迷っていたか
国からの指導など
あったんでしょうか？
・
こういったこと
考え出すと
キリがないですが
ほじくり返すのって
やっぱり楽しいので
やめられないですね。
・
戦前～昭和30年代頃の
名古屋の地図や
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名古屋の繁華街の
写真や鉄道資料
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