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日本で最初の(※)
プロレス国際試合といわれる
昭和29年2月19日からの
「プロ・レスリング世界選手権争奪大試合」
のチラシを入荷しました。
(※この2週間程前の米軍との
試合を最初とする説も)
チャンピオンのシャープ兄弟を
招いての2週間ほどの興行で
この試合の中継で
日本中の街頭テレビに
人だかりができた
伝説の試合です。
・
日本で最初の国際試合と
いうこと以外にこの試合が
後に伝説と化す理由が
もう1つ。
チラシを開いて
対戦表を見てみますと
ベン&マイクのシャープ兄弟と
対戦したのは
力道山・木村組
この時代のファンの方は
これでピンと来るかと
思いますが
そう、力道山と
あの木村雅彦のタッグです。
・
いまだに史上最強の
柔道家と言われ
ヒクソンの父
エリオ・グレイシーの
腕をへし折って勝利した
ほどの木村がブラジルから
帰国、プロレスに転向し
この試合で力道山と
タッグを組んだわけですが
木村はこの興行で
毎試合シャープ兄弟に
フォールされ負ける役を
力道山に押し付けられ
怒りを溜め込み
興行後に不満が爆発。
それを回りも煽り立て
あの有名な
「真剣勝負なら力道山にも負けない」
的な発言をし、
激怒した力道山との
「昭和の巌流島」と
言われる一騎打ちに
発展していきます・・・・
・
話し出したら長くなりますが
プロレス史に残る事件の
発端となった試合の
チラシでございます。
(詳しい経緯を知りたい方は
増田俊也さん著書
「木村雅彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」
を読みましょう)
↑↑チラシの中の写真は
右からベン・シャープ、
マイク・シャープ、
一人飛ばして
力道山、木村雅彦・・・
眺めているだけで
当時の異常な熱気が
メラメラと沸きあがって
くる気がします。
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